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Withコロナで感じた家族コミュニケーションの課題_第11回おしゃべりサロンレポート-その1

今回のおしゃべりサロンで取り上げたテーマは2つ、「With コロナ」と「市政について考える」でした。来年は袋井市長の任期満了により、袋井市長及び市議会議員選挙が予定されてることもあり、子育て・教育分野のこれからと、行政の取り組みについて意見交換をすることになりました。

 

市長選に立候補予定の大場規之(おおばのりゆき)さんをはじめ、現役市議会議員の伊藤謙一さん、市議会議長の戸塚文彦さん、JA袋井南から小澤支店長さんが参加してくださり、現役の子育て世代と活発な意見交換をしました。

 

※テーマごとに記事を分けています。

その2「市政と子育てについて考えてみた」はこちら

※あくまで、市政と子育ての声を共有することが今回の目的です。みんなのぽっけが組織として一部の候補者への投票を促したり、選挙活動を応援することは決してありませんのでご承知おきください。

コロナ自粛を振り返って、夫婦の役割分担について考える

2テーブルに別れて、それぞれが「Withコロナ」についてざっくばらんにお話しました。

日々、仕事に励む男性、夫婦共働きの自営業ママ、フリーランスママ、専業主婦、それぞれのコロナ禍と子育ての役割分担についてお話いただきました。

 

我が家は、小学生の子が一人なので、

平日の子育ては専業主婦の妻に任せています

 

土曜日は家族で過ごして、日曜日は僕が1日、子供の面倒をみて妻に休んでもらうという役割分担をしています。

 

コロナ自粛の間、妻から特に大変という話は聞かなかったです。


そこはぜひ、踏み込んで聞いてみてほしいです。

 

自粛中の家庭学習に関する悩みや、ずっと2人でいることでストレスも抱えているママも多いと聞きます。


1日フルタイムで働く男性が多く、育休制度が形骸化している企業はまだまだ多いことで、育児=妻が主体的にするという形が多く採用されている実情があるようです。

社会が初めて直面しているコロナ禍は、社会問題を改めて見直すきっかけになりそうです。

 

父親の視点で、家庭と社会のあり方を考えてみる

父親の負担が大きすぎると感じます。

家庭の基盤を支えるためには、それなりの責任を仕事で負っており、育休を取りたくても取れない企業風土がある。

 

加えて、地域でも「育休」への理解がまだ少ないから、「旦那さん、なぜ休んでいるの?」と肩身が狭く感じてしまって、育児への距離が遠くなってしまいます。


教育には3つ側面があると言われています。

「学校教育」「家庭教育」「社会教育」です。

 

家庭教育はこれまで「公が関わると自由が失われてしまう」という考えから、あまり触れられてきませんでした。

しかし今後は、家庭の自由とのバランスを取りながら、必要とされている部分には関わるべきだという考えに変わりつつあります。

 

父親と家庭の関わりが少ない文化は、負の遺産として弊害を生んでいます。今、悩んでいる父親や、家族へ、公が一緒に考えて、どういう形で関わると良いのか、考えなくてはいけない課題だと思います。 


旧来型の「父親が外で働き、母親が家庭を守る」スタイルから、「父親、母親、社会が協力して築く新しいスタイル」を、それぞれが模索することが求められていると、皆さんのお話を聞いていて感じました。

 

子育て中の方々のお話は、親の年齢、世代によって少しずつ違うようにも思えます。

20代、30代、40代と、少しずつ違う子供時代があり、違う父親、母親像を持っています。

 

おしゃべりサロンのような場所で話すことで、世代ごとの架け橋になったらいいなと思いました。

新しい社会教育のカタチを考えてみよう

これはアイデアですが、農業体験で社会教育の役に立てないかなと考えています。

 

畑を借りて、作った野菜を食べるまではよく体験会等でありますが、さらに「売って」「お金を得る」ところまで体験できると、社会がどのように回っているか、すごく良い体験になると思うんです。


それ、すごくいいです!

農家の方の話を聞くと、経験者にしかわからない苦労をされながら収穫されているんですよね。言葉や知識では、その部分ってなかなか理解しづらいと思うので、実際に体験できることはすごくいいと思います。


子供と社会の関わりは、少しずつ減ってきていると言われています。

キッザニアのような大型施設だけでなく、身近な働く人に教えてもらったり、体験できる場が増えたら、子どもたちにとって将来の糧になると思いました。

まとめ:コロナ禍をきっかけに、社会と子育てを見直してみよう

記事にはまとめきれないほど、活発な意見交換をすることができました。

こういったお話をする機会があることで、お話をまとめて行政に意見を伝えたり、新しいアイデアが生まれる可能性を感じました。

 

その2「市政と子育て、お金の循環」はこちら


次回の気軽に子育て・おしゃべりサロンは、
8月に「オンライン・気軽に子育て・おしゃべりサロン」

9月15日に豊沢ふれあい会館にて、「気軽に子育て・おしゃべりサロン」を予定しています。

 

詳細が決まり次第、みんぽけ最新ブログや、各種SNSで告知します。

ぜひふるってご参加ください!